コクシジウム症

コクシジウムという名前の寄生虫が原因で起こる病気です。仔犬などが感染すると重症になる場合も多いので、感染には気をつけてください。

【原因】
コクシジウムという単細胞生物の非常に小さな寄生虫が、口から入って小腸の部分に寄生します。腸にはりつくように寄生するので、腸の粘膜を傷つけて嘔吐、下痢などの消化器症状を起こします。

【症状】
コクシジウムが腸に寄生して粘膜を傷つけ、腸の中が出血し、血が混じっている血便や粘液と血が混じっている粘血便を出します。
同時に、激しい下痢を起こすことが多く、水分が外に出て脱水状態を起こしやすくなります。
また、栄養分をきちんと吸収できないので栄養状態も悪くなります。そうなると、体力がなくなり、ウイルスなどに感染し二次感染を起こすこともあります。
特に仔犬は抵抗力が低いので感染しやすく、注意が必要です。

【治療】
駆虫します。獣医師の処方した駆虫薬を飲んで、原因となっている腸のコクシジウムを殺して体外に出します。
脱水状態や貧血を起こしている場合には、点滴などをして脱水状態を改善します。
栄養状態が悪く体力がない場合には、消化がよく栄養価の高い食餌を与えます。
仔犬の場合、回復するのに数週間かかるので、その間は散歩や運動など体力を消耗することは避け、治療を続けてください。