猫伝染性腹膜炎

猫コロナウイルスウイルスに感染し、腸などで増殖、突然変異を起こした場合に発症します。ウイルスは、猫の気管や腸などで増殖するため、猫伝染性腹膜炎にかかった猫が出した唾液や鼻汁、糞便、尿を介して、猫の口や鼻から感染します。

発病する確率は非常に低い病気ですが、いったん発病すると、ゆっくりと進行し、ほぼ死亡する恐ろしい病気です。また、発病した猫の中には、腸炎だけを発症するケースもあります。

【原因】
猫コロナウイルスをもっている猫の唾液や鼻汁、糞便、尿から、口や鼻を通して感染します。また、直接ではなく、ウイルスがついた食器などを介して間接的に感染することもあります。

 

【症状】
感染後数週間から数か月して、元気がなくなったり、食欲がなくなったり、発熱したり、腹水や胸水がたまっておなかがふくれ、呼吸困難の状態に陥り、貧血、脱水、黄疸や下痢がみられるようになります。肝臓、腎臓、リンパ節、肺などの機能がどんどん低下していきます。ときには、中枢神経や眼に異常がみられ、運動失調、行動の異常、ぐるぐる回ったり、痙攣したりといった症状がみられることもあり、進行すると、失明することもあります。おかされる臓器によって、その症状はさまざまです。

 

【予防・治療】
残念ながらワクチンは今のところありません。感染した場合には、対症療法行います。二次感染を防ぐため、抗炎症剤、抗生物質、栄養剤を投与して内科的治療を施します。