腸閉塞

腸のどこかが閉塞されて、食べたものが腸を通過できなくなった状態を言います。

【原因】
異物を飲み込んで腸に詰まってしまったりするのが一般的には最も多い原因です。
大きな異物でなくても、細いヒモ状の異物は腸管の閉塞の原因となるので注意が必要です。
その他では、多量の寄生虫や腫瘍などが原因となることもあります。

【症状】
食欲低下や元気消沈などとともに、最も一般的な症状は嘔吐です。完全な閉塞を起こすと、食べても嘔吐を繰り返し、排便も見られなくなります。
閉塞を起こした部位では、血行が妨げられることにより壊死を起こし、消化管が損傷して、腸の内容物がお腹の中に漏れてしまい、腹膜炎を起こして緊急手術が必要になることがあります。
また、腸内細菌の異常な増殖と、産生される毒素が蓄積してしまうことで、敗血症に陥り、急死してしまうこともあります。

【治療 予防】
手術により、外科的に閉塞の解除を行う必要があります。
異物が原因であれば、異物の摘出を行い、腸管の損傷がひどい場合は、腸管も一部切除します。腸管の腫瘍が原因である場合は、腫瘍の広がりを考慮して、腫瘍と周辺の腸管を一緒に切除し摘出します。
何よりも、ふだんの生活で異物を飲みこまないように注意することが大切です。特に子犬は、好奇心が旺盛で何でも口に入れてしまうので、いたずらしそうなものは放置しないように気をつけましょう。また、子犬は寄生虫の検査、駆虫薬の投与を動物病院で必ず行うようにしてください。