膝の前十字靭帯の断裂

膝の前十字靭帯は、交通事故などの外的要因で切れることもありますが、高齢により靭帯が弱くなったり、肥満によって膝に負担がかかって切れてしまうようなケースもあります。
また、小型犬種などに多い、膝蓋骨脱臼による膝関節の安定性の低下が原因となることもあります。

【症状】
後ろ足を上げて歩きます。痛みがあるときと、ないときがあり、徐々に痛みが消えていくこともありますが、病状は慢性的に進行していくことも多く、その場合、歩行異常を繰り返します。
歩行の異常が見られるときは、激しい運動は厳禁です。できるだけ早く病院へ連れて行くようにしてください。
診断は触診やレントゲンにて行われますが、靭帯の断裂に伴い生じる不安定性(前方引き出し兆候)を確認するために、筋肉の緊張を抑える必要があるため、通常は全身麻酔や鎮静をかけての検査が必要になります。

【治療】
小型犬では、切れている状態によってはギブスなどで治すこともありますが、中・大型犬の場合は、関節の変性が進んでしまうことも多いため、通常は手術による整復が必要になります。