Case 42 誤食したゴムボールを内視鏡では摘出できなかった犬

「遊んでいるうちにゴムボールを飲み込んでしまった!!」という主訴で来院。

来院時には、まったく症状は見られなかった。

42-01レントゲン所見。
明らかにゴムボールと考えられる「異物」が映っています。

柔らかいボールということなので、もしかすると内視鏡で取れるかもしれないが…。
無理なら開腹手術が必要ですよ。と同意していただき、手術を行いました。

42-02内視鏡での様子。
胃内にゴムボールを確認しました。
思っていたよりも結構固いボールで、
安全に摘出することは難しいと考え、開腹手術に切り替えました。

42-03開腹手術の様子。
胃に糸をかけて支持しています。

42-04胃を切開し、異物を掴みました。

42-05かなり大きいので、鉗子を使って小さく丸めながら、

42-06とれました!!

42-07思ったよりも大きく、固いゴムボールでした。
ボールの中に、綿?がつまっている構造だったから、固く感じたんですね。
その他にも、1円が入っていました。

内視鏡は、動物への負担も少ないためメリットは大きいです。
しかし、あまり大きなものや、先の尖ったものを無理やり摘出すると
胃や食道に傷をつけてしまったり、却って危険が増すこともあるんです。

そんな時には、今回のように開腹手術へ切り替える事もありますよ。

このワンコは手術のあとも、非常に元気にしています。