脂漏症について
皮脂は皮膚を保護する役割を果たしています。
その皮脂の分泌が多くなり過ぎたり、少なくなり過ぎたりすると脂漏症が起こります。
原因
脂漏症の原因は、内臓の異常、寄生虫や真菌による皮膚炎。
ビタミン、ミネラルの不足、脂肪分の不足などでも起こります。
症状
皮脂腺の働きが悪くなると、皮脂の分泌が悪くなって、皮膚が乾燥します。これを乾性型と呼びます。
逆に皮脂が過剰に分泌され、皮膚がべたべたして脂っぽくなるものを脂性型と呼びます。
耳、目や乳頭の周囲、背中、腹部によくみられます。
両方ともフケが出て、臭いがするのが特徴です。
治療
内臓や皮膚炎などから発症している場合もあるので、その場合はまず原因になっている病気を治療することが重要となりますが、対症治療としては次のような治療を行います。
乾性型の治療
保湿効果のあるシャンプーで洗ったり、皮膚をやわらかくするリンスを使います。ビタミン剤などを飲ませる場合もあります。
脂性型の治療
べたべたしたのをとるために、抗脂漏シャンプーで薬浴させます。
また、脂肪酸製剤などを用います。