手術について

手術について

当院では、外科的な治療が一般的である病気、 内科的な治療では改善が困難である場合に手術を行っております。
手術は、全身麻酔を行うことが前提であるため、麻酔に耐えうる健康状態であるか判断するために、必ず術前検査を行っております。
この検査を元に、手術に置ける麻酔のリスク、耐えうる麻酔時間を予測します。その上で、手術後の動物たちの身体に負担や、合併症のリスクがかからないような麻酔薬の種類や点滴などを判断・決定しております。100%安全を目指して徹底した管理・処置させて頂きます。

負担をかけない手術への取り組み

当院では「心身ともに負担をかけない手術」を心がけております。
そのため、体への負担を配慮した麻酔薬プロポフォールや栄養コントロール、また精神的な負担も軽減できるよう、不安や痛みを緩和するためのケアを行なっております。

しっかり栄養を摂った状態で

術前にご飯を食べられる子と食べられない子とでは、手術の成功率や術後の回復の仕方が異なります。
食べるという行為は、栄養摂取はもちろん、動物たちが生きようとする活力そのものです。
当院では術前にご飯を食べられる状態までしっかりと体調を持ち上げることを目標としております。
また、術後も点滴や専用の栄養食を用いて、できるだけ早期に食事ができる状態まで回復するようサポートしております。

不安の少ない状態で

術前術後の動物たちは、体調不良である上に、ご家族様が近くにいない状態に不安を感じてしまいます。
そこで、動物たちが少しでも安心して過ごせるよう、静かで快適な環境作り、また動物たちの気持ちに寄り添った不安を和らげる接し方を心がけております。
また、必要に応じて、不安を緩和するお薬を用いる場合もございます。

痛みの少ない状態で

痛みは心身ともに動物たちに負担となるものであり、手術の成功だけでなく術後の回復にも大きく影響を与えます。
当院では、必要に応じて適切なお薬を投与できますよう、抗不安剤や痛み止めなど様々な種類のお薬をご用意しております。
また、術後の痛みを限りなくゼロにするためのペインコントロールに力を入れており、常に動物たちの様子を適切に管理し、必要に応じてアイシングや固定などを用いて、痛みの緩和を行なっております。