当院の衛生と感染対策に対する取り組み

当院の衛生と感染対策に対する取り組み

当院では感染源である動物に対する対策として、空間的隔離と時間的隔離を実施しています。
空間的隔離とは感染動物を区画等で区切り、他の動物とは別の空間で管理することです。
当院では診察室を複数設けて区分したり、ホテルと入院室を別室に分けて管理しています。
また時間的隔離とは、区画を分けることなく時間をずらして診療を行い、管理する方法です。
当院では感染動物の診療後、使用した部屋の消毒時間を充分設けることで隔離を実施しています。

隔離の他に重要な感染対策として、手指衛生も実施しています。
手指衛生には、衛生的な手洗いとその代替法があります。代替法として、当院では擦り込み式のアルコール消毒剤を用い、待合室にも設置しています。
手指衛生が必要なタイミングを下記に挙げます。

  1. 建物や部屋等区切られた区域から別の区域に移動する場合
  2. 動物に触れる前
  3. 動物に触れた後
  4. 動物が直接触れた器具機材、動物の周辺の環境に触れた後
  5. 目に見える汚染が手にある場合
  6. 手袋の着用前後

通常の診療の場合、当院では動物の診療をした診察台の上など、動物が触れた場所と器具について清拭による消毒を行っています。
飛沫感染の可能性がある場合は診察台だけでなく、診察室内の床、壁、動物のキャリーが置かれた場所から移動した動線等も消毒します。
汚物等の汚れがある場合は、消毒の前にそれらを除去して廃棄します。

院内感染 Q&A

Q:院内でどんな予防をしていますか?
A:感染動物の診察後、感染が広まっては大変なので、診察後は徹底的に使用した器具、診察室をビルコン消毒液やアルコールで完全消毒を実施します。更に使用したタオル等も次亜塩素酸ナトリウムで消毒した後洗濯に入ります。

Q:発生したことはありますか?
A:現時点で発生はありません。