Case 34 肛門周囲腺種

Case 34 肛門周囲腺種

「お尻に出来物が出来てしまった」という症状で来院。
このところ徐々に拡大している様子。
肛門周囲に腫瘤の形成を認める(時計で5時の位置)。

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注射針での採材を試み、細胞集塊を採取。
細胞診の結果では、肛門周囲腺種の疑いであった。

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良性腫瘍の疑いであったが、拡大傾向が強く認められたため、手術を実施する事となった。
術前の様子。

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手術後の様子。腫瘍を残すことがないように切除を行った。
幸いにも腫瘍が小さいため、肛門括約筋の大部分は温存できた。
肛門周囲腺種は、精巣からのホルモンの影響も受けているため同時に去勢手術も実施した。

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手術後2週間後。
傷の癒合も良好であり、抜糸を行った。
肛門の方向がやや変移したが、排便の異常などなく良好であった。