Case 36 膝蓋骨内方脱臼8歳の犬

Case 36 膝蓋骨内方脱臼8歳の犬

以前から膝蓋骨内方脱臼はあったが症状なかった。
数ヶ月前から間欠的な跛行を認めるようになった。
整形外科的な検査を実施。跛行の原因は膝蓋骨内方脱臼と考えられるため、
膝蓋骨内方脱臼整復手術を実施した。

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手術中の様子。

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左膝の関節を露出したところ。
関節軟骨が一部削れてしまっている(大腿骨内側)。
内方脱臼により変移した膝蓋骨が関節軟骨を削っていたと考えられる。

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膝蓋骨を正常な位置に固定するために、溝を形成した。
充分な溝を形成し膝蓋骨脱臼を防ぐ

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手術後の様子。
2週間後に抜糸を実施。その後は跛行もなく良好である。